AGS-100
グラインドゲージ(粒度ゲージ)の自動スキージと画像取込を実現するスキャナ装置。各社ゲージに専用アダプターで対応可能。スキージ直後の液面画像も取得でき、従来見えにくかったデータの採取を可能にします。
グラインドゲージ(粒度ゲージ)は、インキ・塗料・コーティング剤などの液状材料に含まれる粒子や凝集物の大きさを評価するための標準的な試験器具です。ゲージ表面の溝に試料を流し、スキージで引いたときに現れる粒子の線や点から分散度を読み取ります。
JIS K 5600-2-5 および ISO 1524 に規定されたこの試験法は、塗料・インキ業界において原材料受入検査から出荷前検査まで広く用いられており、分散工程の品質管理に欠かせません。
AGS-100は、グラインドゲージ測定における最大のばらつき要因であるスキージ操作を自動化した装置です。スキージの速度と押付け圧力を機械的に一定に制御することで、オペレーター間のばらつきを排除し、再現性の高い結果を実現します。
従来のグラインドゲージ測定では、スキージ速度や角度の微妙な違いが測定結果に影響を与えることが知られています。AGS-100はこれらの条件を機械的に固定するため、同一試料に対して安定した測定を繰り返すことが可能です。
スキージが通過した直後のゲージ面を即座にカメラで撮影します。液面が乾燥・変化する前の状態を捉えるため、従来の目視判定では確認しにくかった微細な粒子の分布パターンを記録できます。溶剤系インキなど乾燥が速い試料の測定に特に有効です。
スキージ動作が完了した後に、ゲージ全体をスキャンして画像を取得するモードです。ゲージ全長にわたる粒子分布を俯瞰的に確認でき、規格判定に基づいた標準的な評価に適しています。取得画像はJPEG形式で保存され、測定日時とともに管理できます。
グラインドゲージ測定の精度はゲージ自体の溝加工精度に大きく依存します。あさひ総研では、国内で精密ラッピング仕上げを施したゲージを提供しています。
海外製の安価なゲージでは溝のエッジ精度や底面平滑度にばらつきが見られる場合がありますが、国内ラッピング仕上げのゲージは溝形状の均一性が高く、測定値の信頼性を支えます。トレーサビリティにも対応しており、校正証明書の発行が可能です。
AGS-100によるグラインドゲージ測定は、以下の規格に準拠した試験に対応しています。
自動スキージと画像記録により、規格試験の客観性と再現性を従来の目視・手動方式から大幅に向上させます。
型式 | AGS-100 |
|---|---|
機能 | 自動スキージ、画像取込、拡大表示、判定アシスト |
ゲージ対応 | 各社製品に専用アダプターで対応 |
ゲージ材質 | SK材(125,000円〜)/ SUS440材(160,000円〜) |
データ保存 | JPEG形式 |
測定範囲 | 25/50μm他(要相談) |