粉体計測・品質管理に関する技術コラム。
現場で役立つ知見をお届けします。
グラインドゲージ測定の自動化 — 分散度評価における再現性の追求
グラインドゲージ(grind gauge / fineness-of-grind gauge)は、塗料・インク・コーティング材料中に含まれる顔料やフィラーの粒度および分散度を評価するための計測器具です。一般に「グラインドメータ」とも呼ばれ、JIS K 5600-2-5(ISO 1524)で規定された試験方法に基づいて使用されます。
次世代電池材料の品質を左右する「粉体吸油量測定」の重要性
吸油量測定とは、粉体試料が液体(通常はDBP:フタル酸ジブチル、または精製アマニ油)をどれだけ吸収できるかを定量的に評価する試験法です。一定量の粉体に対して少量ずつ液体を滴下・混練し、混合物のトルク(粘度抵抗)が急激に上昇する転換点を検出することで、粉体が吸収しうる最大油量(mL/100g)を算出します。
JIS・ISO・ASTM規格に準拠した粉体測定装置の選び方
粉体材料の測定において、JIS規格・ISO規格・ASTM規格への準拠は単なる形式的要件ではありません。国際的なサプライチェーンの中で製品の品質保証を確実に行い、取引先との信頼関係を構築するための基盤です。
カーボンブラックのボイドボリューム測定とは?構造評価の新たなアプローチ
ボイドボリューム(Void Volume)とは、カーボンブラックの凝集体(アグリゲート)を一定圧力で圧縮した際に、粒子間に残存する空隙体積のことを指します。カーボンブラックは一次粒子が融着・結合して複雑な三次元構造(ストラクチャー)を形成しており、このストラクチャーの大きさや形状によって空隙の量が変化します。