罫線・折曲げ解析

ATT2

罫線高さ測定器

接触式で罫線の高さを簡単にデジタル測定。置くだけの簡単操作で、微細な罫線高さを安定して数値化します。紙器の品質管理に不可欠な罫線検査ツールです。

ATT2 罫線高さ測定器

なぜ罫線高さの管理が紙器品質を左右するのか

紙器における罫線(折り目)は、製函工程での正確な折り曲げと美しい仕上がりを左右する重要な加工要素です。罫線の高さが不十分であれば折り不良が発生し、過度に高ければ紙の破断リスクが増大します。

特に高速充填ラインでは、罫線高さのわずかな変動が自動製函時のジャミングや不良率の上昇に直結します。そのため、罫線高さを定量的に管理することは、製品品質の安定化と生産効率の向上に不可欠です。

接触式測定の原理と安定性

ATT2は接触式の測定方式を採用しています。試料を測定台に置き、測定子が罫線の頂部に直接接触することで、罫線の突出高さをデジタル値として読み取ります。分解能0.01mmの精度で、微細な罫線高さの差異も確実に捉えます。

接触式の最大の利点は、試料表面の色や光沢に影響されず安定した測定値が得られることです。印刷済みカートンやコーティング素材でも、測定条件を変えることなく一貫したデータを取得できます。

置くだけの簡単操作

ATT2は試料を測定台に置くだけで測定が完了する簡単操作を実現しています。複雑なセッティングや校正作業が不要なため、製造現場のオペレーターでもすぐに使用でき、抜き取り検査のサイクルタイム短縮に貢献します。

MST-Aとの組み合わせによる総合的な罫線評価

罫線の品質は「高さ」と「曲げ剛さ」の両面から評価する必要があります。ATT2で罫線高さを定量化し、MST-A 罫線曲げ剛さ測定装置でトルク特性を測定することで、罫線加工条件の最適化を多角的に進められます。

例えば、罫線高さは規格内でも曲げ剛さが過大な場合、折り加工時に過剰な力が必要となり自動製函の速度低下を招きます。逆に罫線高さが不足していれば、曲げ剛さが適正でも折り精度が低下します。両方のデータを組み合わせることで、罫線不良の原因特定と加工条件の改善が効率的に行えます。

製造現場での品質管理における実践的メリット

ATT2は以下のようなシーンで効果を発揮します。

  • 抜き取り検査 — 製造ロットごとの罫線高さを迅速にチェックし、工程変動を早期検出
  • 罫線型の摩耗管理 — 金型摩耗に伴う罫線高さの経時変化を数値で把握し、型交換時期を判断
  • クレーム対応 — 折り不良発生時に罫線高さデータを根拠として原因を客観的に特定
  • 加工条件の標準化 — 複数ラインや拠点間で罫線高さの基準値を共有し、品質のばらつきを低減

主な特長

  • 接触式デジタル測定
  • 置くだけの簡単操作
  • 微細な罫線高さを安定測定
  • 表示分解能 0.01mm
  • 紙器品質管理に最適

主な仕様

型式

ATT2

測定方式

接触式

表示

デジタル表示

分解能

0.01mm

用途

罫線高さ測定(紙器品質管理)