粉体特性解析

AHT1000

自動個粒硬度測定器

0.2〜2.0mmの造粒粉体の圧壊強度と粒径を同時に自動測定。サンプルを投入するだけで最大50点の連続測定が可能です。CCDカメラによる圧壊プロセスの映像記録と、エラーを無効化する独自のフィルタリング機能により、極めて信頼性の高いデータ解析を実現します。

AHT1000 自動個粒硬度測定器

一定速度荷重方式による強度・粒径の同時測定

AHT1000は、一定速度荷重方式により造粒粉体の個粒硬度(圧壊強度)を測定する装置です。サンプルに対して一定速度で荷重を加え、粒子が圧壊(破壊)した瞬間の荷重減少(圧壊点)を検出します。 本装置の最大の特長は、圧壊時の強度(荷重)と「粒径」を同時に測定・記録できる点です。これにより、単なる平均硬度だけでなく、粒子集団のばらつきをより多角的に解析することが可能です。

サンプルカップ投入による自動連続測定

従来の個粒硬度測定では、ピンセット等を用いて粒子を一粒ずつ手作業でセットする必要があり、測定に多大な時間と手間がかかっていました。 AHT1000は、サンプルカップに試料を投入し装置にセットするだけで、自動で指定個数(最大50点)の連続測定を行います。シンプルな機構の採用により、サンプリングから清掃までの1測定あたりの処理速度が大幅に短縮され、測定者の負担を劇的に軽減します。 測定粒子径は 0.2〜2.0mm(200〜2000μm) と幅広く対応しており、さまざまなサンプルを自動処理します。

圧壊過程の映像記録(CCDカメラ搭載)

AHT1000にはCCDカメラが搭載されており、加圧圧縮から圧壊に至るまでのプロセスを映像として記録します。測定後に画像を確認することで、粒子がどのような破壊モードで圧壊したかを視覚的に把握できます。 荷重-変位曲線と映像を突き合わせることで、異常値の原因特定や破壊挙動の比較が容易になり、粒子設計や造粒条件の最適化に有用な情報を提供します。

信頼性の高いデータ抽出と安全性

  • 独自のフィルタリング機能: 複数のフィルタリング機能によりサンプリングエラーのデータを無効化し、信頼性のあるデータのみを抽出して解析します。
  • 充実の安全・保守設計: 動作時に自動で閉まるシャッターカバーや非常停止スイッチ、過負荷エラー機能を搭載。また、測定後の試料を受ける専用カップや飛散粉末清掃用のトレーが付属し、高いメンテナンス性を誇ります。

圧壊過程の画像保存機能

AHT1000 にはカメラが内蔵されており、圧子が粒子に接触してから圧壊に至るまでの過程を連続画像として自動保存します。測定後に画像を確認することで、粒子がどのような破壊モード(脆性破壊、延性変形、層状剥離など)で圧壊したかを視覚的に把握できます。

荷重-変位曲線と画像を突き合わせることで、異常値の原因特定やサンプル間の破壊挙動の比較が容易になります。これは粒子設計や造粒プロセスの改善において有用な情報を提供します。

手動測定との比較

従来の手動個粒硬度測定では、以下のような課題がありました。AHT1000 はこれらをすべて解決します。

項目

手動測定

AHT1000

粒子供給

ピンセット等で手作業

ローダー自動供給

測定速度(100粒)

2〜3時間

約30分

測定者間ばらつき

大きい(セット位置に依存)

ほぼゼロ

画像記録

別途撮影が必要

自動保存

データ出力

手入力

PCへ自動転送

主な仕様

型式

AHT1000

測定粒子径範囲

0.2〜2.0 (mm)

測定方式

一定速度荷重方式

下降速度

0.1、0.2、0.4、0.5 mm/sec より選択

ロードセル

0.5N、10N、20N、30N(※ご注文時に仕様変更可能)

データ出力

専用アプリケーションによる集計、荷重変位曲線のCSV形式出力

外形寸法 / 重量

W300 × D350 × H515 (mm) / 約25kg